さくぴのwhat's the story

2016年9月~6月 9か月間アイルランドでワーホリしてた女子大生の話!

ウエストポートの乱




さて、次の住み込み先 Westport はアイルランドの北西に位置する、ゴールウェイからバスで1時間ほどの小さな街です。


私のステイ先には、元気な奥さんと物静かな旦那さん、

(誰かが言ってたけど、アイリッシュの夫婦って、奥さんがとっても強気で、旦那さんは何も言わないでギネスをすすってるイメージです。超わかる)

そして同じくworkawayとして働いてる
フランス人の女の子セシールが住んでいました。

セシールは私が到着した次の日に別の住み込み先へ移るとのことで、
私の到着初日の夜は、彼女の最後の日でもあり、
夜遅くまでリビングで4人で話し込んでいました。

ホストのおばちゃんは、私の家族のことや、今までのアイルランドの生活のことをあれこれ聞いてくれるのですが、
出会ったばかりだというのになんだかすごくプライペートなことまで聞いてきます。

大学のこと、家庭環境のこと、恋愛経験のこと。
どうして?隠さないで答えて!はっきり説明して!なんでなんで?
本当〜〜〜にしつこくてだんだん不愉快になってきた。

セシールも、そろそろやめたれ と思ってたはず。

その翌日。

セシールに別れを告げて、おじちゃんがセシールを駅まで送っている間、私とおばちゃんは家に2人きりになりました。

おばちゃんは、私と2人きりになるとすぐため息をついてこう言いました。

"あなたはアイルランドにいるべきじゃない。今すぐ日本の家族のところに帰りなさい"

は????

"それに、あなたがここ(パブ)で働くには若すぎる。ここにはたくさんの男の人がやってくるけど、あなたは何かに誘われてもnoと言えないでしょ。"

は???

私は日本でもアイルランドでもパブで働いたし、酔っ払いの扱い方くらいわかりますけど!

"たくさんの男の人"って、あんたらとほぼ同じ年のじいちゃん達でしょ?(失言)

じいちゃんなら片手で倒せるよ!

しかし彼女は聞く耳を持ちません。

理解しようとしないこと、そして何より、
"日本に帰れ"と言われたことはアイルランドに来て初めてで、

苦しくてショックで涙があふれました。

昨夜の(執拗な)質問コーナーで、彼女は私のパーソナリティを判断したみたいです。
私まだ働いてもないんですけど。

さらに、今までアイルランドで経験したアクシデント達がフラッシュバックしてきて、
涙が止まりません。

そのあとは、
帰れ!いや! 帰れ!絶対にいや!帰れ!
の繰り返し!

セシールを駅まで送って家に戻ってきたおじちゃんも、
"帰りの航空券持ってる?今すぐ空港行く?"
とまで聞いてきます。

おばちゃんも、
"早く落ち着きなさい。頭大丈夫?日本で病院行ってカウンセラー受けるべきよ"

もう呆れて返答もできません。

ようやく気持ちが落ち着いた私に、
1週間ほどここにいていいから考えなさい。
前のホストのところ(前回記事参照)に戻らせてもらえるかもよ。

とか言い出します。
たらい回し状態!
結局私を受け入れたくないだけだったのかな。

私がホストの立場なら、
多少でも興味があってアイルランド訪れてる人に、
自分の国に帰れなんて絶対に言わない!

万が一、情緒不安定で精神が未熟で、超メンヘラで病院でカウンセラー受けるべき人物がやってきたとしても。笑

その日は結局、午後からパブの掃除と夕食の手伝いだけして終わりました。あと夕方に一瞬だけカウンターに立ってました。

掃除中も、私の仕事の様子を見ながらため息をつきます。仕事しづらいんだけど。

夕食の時も、いただきますと手を合わせたらなぜか気味悪がられ、
(いただきますの意味教えようとしたけど、聞いてくれなかったし興味もなさそうだった)
私が日本から持って来ただしの素を嗅がせたらえづいてました。

何より一番理解できなかったのは、私の名前を覚えてくれないこと。
毎回適当に呼ぶので、その度にちがうよ!って訂正していました。

彼らにとって日本人の名前は耳慣れないから
発音しづらいのもわかるのですが、
最終的には"Whatever(もうなんでもいい!)"って言われたのは衝撃。

私のことはもちろん、セシールの名前すら覚えていないようでした。
私たちのことをなんだと思ってたんだろう。

彼らは、週末に乗馬愛好会か何かの団体の予約を控えているみたいで、週末は忙しくなるわと意気込んでいます。

そのために、私に1週間ここにいていい
(=週末の労働力になってほしい)と言ったのだと思います。

残念だけど、そんな人たちのために無給で働くほど私は優しくないです。

私は翌日にWestportを出ることを決めました。滞在期間たったの2日!



さて、そのあと私はどこに行ったでしょうか!

次回に続きます。

Galway の the lane cafe

フリーWi-Fiが行き届いていて、2階席ではPCに向かって数時間居座ってる人もいます。私もその1人でした。笑 もちろんドリンクもおいしいです◎



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