人里離れたパブで働く(下)
日本ではアイリッシュパブでアルバイトしてた私ですが、
まず、パブの概念から。
アイリッシュにとってパブ=公民館。
パーティやスポーツ観戦だけでなく、四十九日や一回忌の会食の場としても使われます。
(四十九日かどうかは忘れましたが、誰かが亡くなって何日目かにもう一度儀式を行う 四十九日に似たような行事がありました)
なので毎週土日は何かと忙しく、キッチンとバーカウンターはフル稼働です。
私が働いてたパブでは、さらにバンドの生演奏や、子供達のアイリッシュダンスの発表会もしてました。
さらに、サーバーの特徴も、注ぎ方も、お客さんの泡の好みも日本とは全く違っていました。
ビールを注ぐことに関しては、少しは自信があったのですが、サーバーが思ったより勢いがよすぎて溢れたり、泡がうまく出せなかったり、いろいろと苦戦しました。
むしろ、パブの経営も煩わしがっているように見えました。
お金があるのに、ホリデーに行ったり、いい家や車を買うこともなく、ただお酒にお金を費やしている常連のことをあまりよく思っていないようでした。
けれど、私にとっては、パブでお客さんやアルバイトの子たちと過ごした時間はとても大切なものでした。
大学の勉強のことや将来のこと、日本にいる家族や友人のことが心配だと話した時、
Grand, That's your life! って笑い飛ばしてくれて、私の気持ちがどんなに軽くなったことか。
村の人たちはフレンドリーですが、彼ら同士の会話はアクセント強すぎてほとんど聞き取れませんでしたが😂😂😂
週末の賑やかなカウンターでは、何をオーダーしたのか聞こえなくて、何度も聞き返してると
愛想をつかれ、別の人呼んで!ってなることもありました。笑
私の不注意でケチャップを男の子のジーンズに落としたこともありました。これは笑えません。
何度も何度も失敗したけど、次来てくれたときにはみんな笑顔で
how's it going on?て挨拶してくれます。
本当にいい人たちに恵まれたと思います。最後まで何言ってるかちゃんとわかんなかったけど。笑
結局、オーナーの事情により、1ヶ月ほどで、私は次のアイリッシュパブに左遷されました。
最初は、好きなだけいていいよって言われてたから、春頃までいる予定だったのですが、
どうやら彼女の知り合いに不幸があり、普段よりさらに忙しくなって、私を雇う精神的余裕がなくなったみたいです。
急に、いまから2週間後に新しいホスト見つけて!とのこと。
せっかくアイリッシュの友達もできて、ビールの注ぎ方もサーバーの特徴もつかみはじめてきたところだったから、すごく残念でした。
またもやworkawayで仕事探し。
Westport でのworkaway体験記は、次に続きます◎
Galwayのカフェ secret gardenのチャイラテは泡が異常にクリーミー!
ティーもたくさん取り扱ってます。
アジアンテイストな店内には座敷がありますが、もちろんみなさん土足で入って腰を下ろします。